7時半オープン
8時スタート
今月の課題曲はRoute 66ですよ~
そしてそして ブルースビギナーの方も、ブルースマスターの方も是非読んでいただきたいシリーズ!
hithardさんありがとうございます(^^)
シャッフルな気持ち 5
こんにちは! 前回に引き続き、"シカゴブルース前夜"である1950年代前半のメンフィスブルースのドラマーを聴いていきます。
Earl Forest(Rosco Gordon、Bobby Bland、B.B. King、Johnny Ace、Ike Turner)
Rosco Gordon、Bobby Bland、B.B. King、Johnny Aceも在籍していたというBeale Streetersのドラマー。B.B.がDJをしていたラジオ局WDIAの番組中ではB.B.のバックでも頻繁にやっていたようです。ホーンのイントロが印象的なナンバー。ツブ立ちのよい軽快なライドシンバルとスネアのアクセントが効果的ですねー。
Earl Forest名義。演奏はBeale Streetersのようです。映像に出てくるWDIAのスタジオでのメンバー写真や当時のメンフィスの建物らしき写真は貴重なのではないでしょうか。
そして、B.B. Kingの出世作。この曲もこの人だそうです。
E.A. Kamp(B.B. King)
B.B. Kingの初録音のドラマー。ベーシストのTuff Greenという人と活動をともにしていたようですが、録音としてはB.B.以外の彼の録音は見当たらないのが残念です。B.B.がいろんな意味で苦労をかけていた奥さんをなだめ、繋ぎ止めるために作った曲。B.B.の初録音で、DJをしていたWDIAのスタジオで録音とのこと。このとき4曲のセッションをおさめたそうです。
シンバルでの小気味良く引っ張るシャッフルにスネアのブレイクやオカズがよいアクセントになっていますね。
初々しいB.B.の声が印象に残る軽快なシャッフル曲。ピアノソロに入るところからのドライヴ感が気持ちいい〜。
Houston Stokes(Walter Horton、James Cotton、Sonny Boy Williamson II、Rufus Thomas etc)
1950年代前半にメンフィスでそうそうたる人達のバックでの録音があり、かなり広く活躍していた人のようです。本人も歌うようで自分名義の録音もありますね。Jimmy and Walterとありますが、A面がJimmy DeBerry、B面がWalter Hortonメインの録音です。Walter Hortonの方の「Easy」は後々も多く聴かれる彼のフレーズが聴けますね。
James Cottonの、My BabeではなくMy Baby。こちらも軽快でダンサブルなイイ曲ですねー。
本人名義の録音。以外と甘い声をしていますよね。緩やかなシャッフルにスネアのタイミングがいい感じで落ちています。
というわけで、今回も1950年前半のメンフィス録音のドラマーをご紹介しました。メンフィスブルース。次回あと一回ご紹介します。ではまた!
by hithard